避妊・去勢(不妊手術)
オスでは精巣を摘出(去勢手術)、メスでは卵巣、子宮を摘出(避妊手術)します。生後6か月齢前後が手術の目安です。メリット、デメリットどちらもありますが、健康のことを考えると不妊手術をしてあげるメリットの方が大きいです。
メリット
- 望まれない交配による妊娠を避ける
- 性ホルモンに関連した疾患の予防オス:精巣腫瘍、前立腺肥大などメス:卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍など
- 性ホルモンに関連した問題行動の抑制発情徴候、攻撃性、スプレー行動など
デメリット
- 妊娠不妊手術の後、20%くらい食事量が増えるといわれていますが、食事量を減らすことで対処できます。
- 尿失禁特にメスの大型犬で稀に性ホルモン性の尿失禁があるといわれています。
手術前のご注意
- まず手術前に一度来院いただき、診察します。そこで問題がなければ手術日を決定します
- 手術当日、ご飯・おやつ等は与えないで下さい※当日、胃の中に少しでも食べ物があると麻酔がかけられなくなります
- お水は当日朝8時を過ぎたら与えないで下さい
- 前日の食事は夜10時までとし普段のご飯にしてください※吐き気・下痢があると麻酔がかけられなくなります
少しでも体調に異常があれば必ず教えてください
避妊・去勢料金
体重 |
10kg以下 |
15kg |
犬避妊 |
¥27,000~ |
¥30,000~ |
犬去勢 |
¥15,000~ |
¥19,000~ |
猫避妊 |
¥22,000~ |
猫去勢 |
¥10,000~ |
- これは最低料金です
- 体重・種類・全身状態等により料金が異なります
- 麻酔・点滴・手術・入院・内用薬が含まれます
予防接種(混合ワクチン)
犬、猫には伝染病を予防する目的でワクチンがあり、混合ワクチンは1回の注射で複数の病気を予防できます。仔犬、仔猫は抵抗力がないため、2~3回のワクチン接種を、その後は年1回の追加接種が理想です。
犬の混合ワクチンで予防できる病気
(狂犬病ワクチンは混合ワクチンとは別の物です)
- 犬ジステンパー下痢、神経症状などが起こり、死亡率も高く、治っても後遺症が残る可能性があります。
- 犬アデノウイルス2型感染症 咳、肺炎などの呼吸器症状をおこします。
- 犬伝染性肝炎肝炎、嘔吐、下痢などを起こし、子犬では突然死することもあります。
- 犬パラインフルエンザ咳、鼻水など呼吸器症状をおこします。
- 犬パルボウイルス感染症血便、嘔吐などの腸炎型と子犬に突然死をおこす心筋型があり、死亡率が高い病気です。
- 犬コロナウイルス感染症下痢、嘔吐など腸炎症状をおこします。
- 犬レプトスピラ病 黄疸出血型歯茎の出血や黄疸などをおこします。
- 犬レプトスピラ病 カニコーラ型高熱、嘔吐、下痢などをおこします。(狂犬病ワクチンは混合ワクチンとは別の物です)
猫の混合ワクチンで予防できる病気
- 猫ウイルス性鼻気管炎咳、くしゃみ、鼻炎、結膜炎などの呼吸器症状をおこします。
- 猫カリシウイルス感染症くしゃみ、鼻炎などの呼吸器症状のほか、口や舌に潰瘍ができることもあります。
- 猫汎白血球減少症下痢、嘔吐などをおこし、死亡率が高い病気です。
- 猫クラミジア感染症結膜炎、咳、くしゃみ、鼻水など呼吸器症状をおこします。
- 猫白血病ウイルス感染症白血病やリンパ腫などの血液の癌をおこすほか、免疫力をおとします。
混合ワクチン料金
犬8種混合ワクチン |
¥7,000 |
犬6種混合ワクチン |
¥6,000 |
猫3種混合ワクチン |
¥4,500 |