フィラリアの生活環と予防2016年05月23日

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フィラリアの生活環
●フィラリア(犬糸状虫)に感染している犬の体内にはフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)が血液中に存在します。

 ●ミクロフィラリアは蚊が吸血したときに蚊の体内に入り、感染能力のある感染幼虫にまで発育します。

● 感染幼虫まで成長する温度と蚊が吸血活動を開始する温度は共に15℃程度必要です。

● 感染幼虫を持った蚊が他の犬を吸血するとき、幼虫が侵入し、感染が成立します。

 ●犬の体に入った幼虫は約2ヶ月かけて皮下、筋肉内で成長し、心臓に寄生する準備をします。

● この時点ではまだフィラリアの感染は成立していなく、症状もありません
ここまでの間に予防薬を飲ませます

 ●その後、血管に侵入して心臓や肺動脈に寄生し、感染が成立します。3~4ヶ月後に成虫となり子虫を産出し始めます。

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フィラリア感染の予防
毎月一回、予防薬を飲ませるタイプ、皮膚に垂らすタイプ。年に1度注射をする薬もあります。
フィラリアの予防薬は寄生したフィラリアが成長して心臓に到達する前に駆虫する薬です。
すでに感染している犬に予防薬を投与した場合、血液の中に現れた子虫を殺すことになるため、肺の血管を詰まらせる可能性があり、それが原因で死亡することもあります。
そのため、毎年フィラリア予防のシーズン初めに感染の有無を確認する検査が必要になります。
注射以外の薬はフィラリアの子虫が体内移動を開始する前に確実に駆虫させるため、1ヶ月に1度の投薬が必要です。
始めるタイミングは蚊が飛ぶようになってから1ヶ月後
 終えるタイミングは蚊がいなくなってから1ヵ月後
その年によって蚊の活動時期に若干の差はありますが札幌近郊の場合
6月上旬から11月上旬の半年間がベストです

 

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