アトピー性皮膚炎2013年03月06日

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アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎はアレルギーのひとつです。環境中のダニ、花粉などのアレルゲン(異物)に対する免疫機能が過剰に反応してしまうために起こる病気です。

アトピー性皮膚炎の動物は皮膚のバリア機能が低下していますセラミドなどの細胞間脂質が不足しがちになるために、皮膚がカサカサになり、皮膚内部の水分が蒸発しやすくなっています。正常な皮膚のバリア機能があれば問題とならない小さな刺激でも炎症の原因となってしまいます。そのため、ダニや花粉など外からのアレルゲンが体に侵入しやすくなり、アレルギー反応が起きやすくなってしまいます。

アトピー性皮膚炎は生まれつきの体質が大きな要因となっているため、若い動物に発生しやすく、完全に治すことがむずかしい病気です。

 アトピー性皮膚炎の診断

ノミアレルギー、疥癬、犬毛包虫症、膿皮症、マラセチア(真菌)、食物性アレルギーのいずれでもない場合にアトピー性皮膚炎の可能性が高くなりますアトピー性皮膚炎の診断のためには、アトピー性皮膚炎以外の皮膚病を消去するため、すべてを検査していかなければなりません。

アトピー性皮膚炎の治療

治療にはアレルギーの対処法と同じです。原因となる物質を極力避けることが第一です。

体に付いたさまざまなアレルゲンを取り除くために、にシャンプー療法。

アレルギー反応を抑える薬(ステロイド剤、抗ヒスタミン剤、免疫調整剤等)

かゆみから皮膚を掻き壊してしまい、その傷から細菌が二次感染して皮膚の状態をさらに悪化させてしまうこともしばしば起こるため、細菌を退治する抗生物質も使用します。

 アトピー性皮膚炎の食事

皮膚バリア機能の維持と炎症反応を起こりづらくするため、不飽和脂肪酸、ビタミン類、ミネラル類を十分にバランスよく与える必要があります。また、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの混合型もあるため病院食による食事療法は欠かせません。

 

 

 

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