アレルギーの話2013年01月07日

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動物の体の中には体に侵入しようとする異物や病原体「抗原」に対して体を守ろうとする働き「免疫反応」があります。

異物の侵入に対して攻撃する細胞が白血球です。そのなかで異物の侵入情報をキャッチし、それらを記憶して、再び侵入してきたときに識別し、攻撃する「抗体」をつくります。

免疫反応は体を守るために、なくてはならないものです

アレルギー反応は、本来はあまり害を与えない物質の侵入対してまでも過剰に免疫反応が起こってしまう状態です

 

アレルギーは原因、抗体の種類などによって大きく4つに分けられます。最も一般的なのがIgEという抗体が関与するI型アレルギーです

体内に侵入した抗原と体の組織に分布するマストセルという細胞の表面についている抗体が結合し、マストセルから化学伝達物質(ヒスタミン等)が放出され、これが痒みや痛みの原因となります

 

アレルギーは皮膚炎、鼻炎、腸炎など様々な症状を引き起こします。アレルギーを引き起こす物質をアレルゲンといいます

アレルゲンには次のような種類があります

l  花粉、ハウスダストなどの吸入アレルゲン

l  食物アレルゲン

l  金属、化学物質、薬物などの接触アレルゲン

l  ノミ、ハチなどの昆虫アレルゲン

l  細菌アレルゲン

 

 

治療の基本はアレルギーを誘発する物質、から動物を遠ざけることです。

動物の体調によっても症状の出方が違う場合があるため、なるべくストレスを与えない環境での飼育が理想です。

くすりはアレルギー反応を抑えるステロイド薬、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬等が主になります

薬は、症状、体調、固体、動物の種類などによって使い方を決定します

アレルギーは幾つものアレルゲンによって症状が出ることも多く、治療に苦慮することも少なくありません

症状が軽いうちに診察を受けることが大事です

 

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