デンタルケア2012年12月10日

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歯周病の主な原因は歯垢中の細菌です

歯垢が歯に付着すると、3~5日で歯石に変わってしまいます。歯石の表面は凸凹しているため、そこにも歯垢が付きやすい状態となります。

歯石や歯垢を放置しておくと歯肉炎を起こして腫れや出血をおこします。さらに、歯肉と歯の間に隙間ができるため、この溝に細菌が入り込み、歯の根元からどんどん奥へ広がり、骨を溶かすことや、膿が溜まって皮膚に穴をあけることもあります。

また、歯周病は細菌が原因なので、全身に菌がまわってしまう菌血症や、心臓、肝臓、腎臓などすべての臓器に障害を起こす可能性もあります。

歯石は歯磨きでは取り除くことができません。全身麻酔をかけて取り除くことになります。

付着した歯垢が歯石になってしまう前に、取り除くケアを日頃からすることが大切です。

歯磨きは、歯垢を落とすと同時に歯肉のマッサージにもなります。

口の周りを触られるのは、嫌がる子が多いので、子どもの頃から慣れさせておくことも大切です。

  1.   まずは、口の周りを触られることに慣れさせます。
  2.   次はそっと口腔内に指を入れ、口は閉じたままの状態で良いので、歯を触れるようにして行きます。
  3.   これが出来るようになったら指にガーゼを巻いて水で濡らすか、好みの味の歯磨きペーストや缶詰の汁を染み込ませ、優しく歯の表面をなでるようにします。
  4.   徐々に口を閉じたままの状態から口を開け、歯の内側も磨かれることに慣れさせていきます。
  5.   ガーゼでの歯磨きに慣れたら、歯ブラシを使って磨いてみます。歯ブラシを使用するときにも、動物用の歯磨きペーストや好きな缶詰の汁をつけてかまいません。人用の歯磨きペーストは消化器障害などを引き起こす可能性があるので使用しないでください。

歯ブラシやガーゼを使ったケアが苦手な子は、歯みがきガムや、直接歯にジェルを垂らすだけで予防できるもの、噛むことにより歯周病予防が期待できるオモチャやフードなどもあるので、その子に適したデンタルケアの方法を見つけると良いでしょう。

ただし、歯肉に炎症が起きている場合や、歯にぐらつきがある場合には注意が必要です。

口臭がきつくなってきた

・ヨダレや血液で口の周りが汚れている

・硬い物を食べたがらない

・口を気にする仕草をする

・歯肉が赤く炎症を起こしている

・歯がぐらついている           

このような症状がみられる場合は歯周病が進行している可能性があるため、来院していただき口腔内のチェックを受けることをおすすめします。

   by kameya

 

 

 

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