アルヒ動物病院は、札幌の動物病院です。イヌ・ネコ・ハムスター・ウサギ・フェレット・他小動物の診療をおこなっております。
血液中の「ビリルビン」という物質が増加して、皮膚や目などの粘膜に沈着し、黄色く見える状態です。
ビリルビンは老化した赤血球が脾臓で処理されるときに作られる物質で、酸素運搬を担うヘモグロビンの一部が代謝されたものです。
赤血球の寿命は動物種により違い、イヌで100日ほど、ネコで65日ほど、ウサギで60日ほど、ヒトで120日ほどです。
ビリルビンは血液で運ばれ、肝臓で処理されて胆汁となり、十二指腸を通って腸管に排出されます。胆汁は消化の補助としての役割があります。その後胆汁は小腸で腸内細菌によって分解・再吸収され、ビリルビンはウロビリノーゲンという物質になります。ウロビリノーゲンは再吸収されて肝臓に戻り、また胆汁の材料として使われ、一部のウロビリノーゲンは尿中に排出されます。
この一連の流れのどこかに異常が起きた場合、ビリルビンが体内にたまって黄疸が発生します。
黄疸には以下の3種類があります
赤血球の破壊(溶血)が亢進した場合、ヘモグロビンが大量に流出してビリルビンの量も増大しますが、肝臓では多量のビリルビンを処理しきれず黄疸になります。
溶血性貧血など
肝臓機能の低下での処理能力に障害が起き、ビリルビンをうまく胆汁として排泄できない場合黄疸になります。
急性肝炎、肝硬変など
胆汁が十二指腸に排出されるまでに通過障害(閉塞)があり、ビリルビンがうまく腸管に排出されない場合黄疸になります。
胆管結石、膵臓癌など
黄疸はどこに障害があるかで治療方法が変わってきます。
確定診断には血液検査、エコー検査、レントゲン検査などが必要になります。
緊急を要する場合もありますので、皮膚や目の粘膜が黄色くなる、嘔吐、濃い黄色の尿が確認された場合、早めの受診が必要です。