高病原性鳥インフルエンザ2023年06月09日

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鳥インフルエンザはA型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の感染症です。

 

「高病原性鳥インフルエンザ」

鳥インフルエンザの原因となるA型インフルエンザウイルスの自然での宿主は野生のカモ類です。この野生のカモ由来のウイルスが、家禽(アヒル、ニワトリ等)の間で感染を繰り返すうちにニワトリに対して高い病原性を示すように変異したウイルスです。

高病原性鳥インフルエンザが発生すると、感染した鳥の多くが死んでしまいます。

 

鳥インフルエンザウイルスは、通常では、イヌ、ネコなどの哺乳類への感染は基本的に起こりにくいとされています。

しかし、感染した野鳥を食べるなど濃厚接触した場合、稀に感染することがあるようです。海外ではミンク、アシカ、クマ、アライグマなどで感染が確認されており、国内でもキツネとタヌキの死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されました。

また、ヒトの場合も家禽やその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があった場合、非常に稀に鳥インフルエンザウイルスに感染することがあるようです。

 

鳥インフルエンザウイルスについては、これまで鶏肉や鶏卵を食べることによって感染したという事例はないようですが、イヌやネコなどに鶏肉を使用した手作りフードを作る場合、十分に加熱調理(すべての部分が70℃に達すること)してください。

野鳥は環境の変化やエサの不足、捕食、感染症など様々な原因で死亡します。

鳥インフルエンザに限らず、ウイルスや細菌、寄生虫などによる感染症からイヌ、ネコ飼い鳥などの飼育動物やヒトに感染することを防ぐ必要があります。

野鳥が死んでいるのを見つけたときは、飼っているイヌ、ネコ、トリなどは近づけない、

死んだ鳥を素手で触らないようにしましょう。

 

死んだ鳥の処分の仕方については、お近くの都道府県や市町村役場にご相談下さい。

 

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