アルヒ動物病院は、札幌の動物病院です。イヌ・ネコ・ハムスター・ウサギ・フェレット・他小動物の診療をおこなっております。
哺乳類の基本の歯の数は、片側の顎に切歯(門歯)3本、犬歯1本、前臼歯4本、後臼歯3本。これが左右上下にあるので計44本です。
肉食動物:ネコ、フェレット
獲物を捕らえるための大きく鋭い犬歯を持ち、臼歯は肉や骨を裂いたり砕いたりしやすい尖った形状になっています。
顎の筋肉もよく発達していますが、左右に動かすことはできません。
ネコ : 上3,1,3,1 下3,1,2,1 計30
完全肉食動物で、肉を切る歯(裂肉歯)以外必要ないので、奥歯の数は少なくなっています。
フェレット : 上3,1,3,1 下3,1,3,2 計34
完全肉食動物で、肉を切り裂く鋭い歯を持っています。
草食動物:ウシ、ウマ、ウサギ
草をかみ切るよう切歯が発達しており、臼歯は大きく平らで臼のような形状で草をすりつぶします。犬歯はあまり発達せず、ない種類もいます。
顎を左右に動かして臼歯ですりつぶします。
ウサギ : 上2,0,3,3 下1,0,2,3 計28
切歯も臼歯も一生伸び続けます(常生歯)
ウシ : 上0,0,3,3 下3,1,3,3 計32
上顎は歯が無く歯床板と言われ、歯茎が硬くなっています。
ウマ : 上3,1,3,3 下3,1,3,3 計40
雌には通常犬歯が無く、犬歯と前臼歯の間に歯槽間縁と呼ばれる隙間があります。
雑食動物:イヌ、ブタ、ヒト
肉食動物と草食動物の中間的な形状をしていています。
切歯は食べ物をかみ切るため、臼歯は食べ物をすりつぶすようになっています。
イヌ : 上3,1,4,2 下3,1,4,3 計42 短頭種では数が少ない仔もいます。
肉食性の強い雑食動物で、肉食動物に近い歯をもっています。
ブタ : 上3,1,4,3 下3,1,4,3 計44
雑食性が強く、哺乳類の基本の歯の数を残しています。
ヒト : 上 2,1,2,3 下2,1,2,3 計32
親知らずは生えてこないことがあるので、28~32本