アルヒ動物病院は、札幌の動物病院です。イヌ・ネコ・ハムスター・ウサギ・フェレット・他小動物の診療をおこなっております。
哺乳類のヒゲ(洞毛)は体毛や爪と同様に、タンパク質のケラチンなどでできています。
毛根の周りに神経が通り、周辺組織の変形を感知する感覚器官です。
神経の数は一般的な体毛の数十倍で、接触を鋭敏に感じることができます。
毛根部には横紋筋があり、ある程度自由にヒゲを動かすことができます。
食肉類(イヌ・ネコ)・げっ歯類(マウス・ハムスター)で特に発達しています。
ヒトのヒゲは洞毛ではなく体毛なので、感覚器官ではありません。
ネコのヒゲ
ヒゲの種類
上毛(じょうもう)目の上/約6本
上唇毛(じょうしんもう)口の上/約16本
口角毛(こうかくもう)口の端/1~2本
頭下毛(とうかもう)顎の下/短毛が数本
頬骨毛(きょうこつもう)頬の上/1~2本
役割
このようにネコのヒゲは重要な役割を持つため、切ってしまうことでその能力が低下する可能性があります。
切ったりしないでください。
また、ヒゲは換毛期に合わせ、半年程度の周期で生え変わります。
傷や皮膚炎、体力を消耗するような病気、ストレスでもヒゲが抜けることがあります。
換毛期以外でヒゲが抜けるのは病気のサインの可能性があるので、動物病院に相談してください。