タンパク質2019年03月25日

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タンパク質は約20種類のアミノ酸で構成されており、アミノ酸の組み合わせや量の違いにより様々な種類のタンパク質になります。
アミノ酸のうち体内では合成できず食事から摂る必要のある「必須アミノ酸」があります。
必須アミノ酸の種類や数は動物によって異なり、人間は9種類、犬は10種類、猫は11種類です。
「必須アミノ酸」
ヒト:ヒスチジン・イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・
フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン
イヌ:これにアルギニンが加わります
ネコ:さらにタウリンが加わります
(タウリンはタンパク質を作るアミノ酸ではありませんが、ネコでは合成する能力が劣るため、食事から摂る必要があります)

タンパク質の働き
タンパク質は必要に応じて分解と合成という新陳代謝を繰り返し、生命を維持する上で様々な働きをしています。
 筋肉や、骨、臓器、皮膚など生体すべてを作っています。
 代謝に欠かせない酵素を作ります。
 ホルモンを生成し、体の機能を調節します。
 外部から侵入する異物を排除する免疫グロブリンを作ります。
 血液凝固にかかわるトロンビンやフィブリノーゲンを生成します。
 ヘモグロビンを作り、酸素を運搬し、貧血を予防します。
 血液やリンパ液などの浸透圧を調節しています。
 栄養素の運搬を行います。
 エネルギー源になります。

タンパク質が不足すると、このような働きに異常をきたす恐れがあります。
過剰摂取すると、分解産物の窒素を体外に排泄するために、肝臓、腎臓に負担がかかる可能性があります。
また、必須アミノ酸のどれか1種類でも不足していると、アミノ酸は十分に働くことができず、たんぱく質をうまく合成することができません。
食事の中の適正なタンパク質の量と共に、必須アミノ酸がバランス良く含まれているかどうかが重要です。

 

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