チョコレート中毒2018年04月25日

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製菓用チョコレート、チョコレートパウダー、ココア、コーラ、お茶などに含まれているテオブロミンと呼ばれる物質によっておこる中毒です。

体重や体格、年齢などで個体差がありますが、軽度な異常は体重1kgあたり20mg程度でみられ60mgでは痙攣が起きる可能性があります。
体重1kg当たりの致死量は250~500mgと言われています。
特に子供は代謝能力が低いため、これ以下の用量でも中毒を起こす可能性があります。

テオブロミン含有量はチョコレートの種類によっても異なります。
ミルクチョコレートに比べてブラックチョコレートの方が多く含まれています。
特に高カカオのチョコレートはテオブロミンのかたまりのようなものなので、注意が必要です。
ミルクチョコレート100g中にテオブロミン150㎎
ダークチョコレート100g中にテオブロミン500㎎
小型のイヌやネコ、フェレットではダークチョコレート20g食べてしまうだけで、中毒症状が現れる可能性があります。

症状
テオブロミンは神経の興奮作用があります。
軽症では落ち着かない、息が荒い、涎
中程度の症状で震え、心拍増加、不整脈、嘔吐、下痢
重症では痙攣、発作が現れ、死に至る場合があります。
中毒症状が出るまでの時間は数時間~12時間。
症状は3日ほど続く場合があります。
処置
30分以内に吐かせると吸収されず、症状が現れずにすむ可能性があります。
胃洗浄や点滴が必要な場合もあります。

特にワンちゃんは甘いものが大好きです。
食べてしまった場合は、すぐに動物病院へ。

 

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